セイコー
ロードマチック5605 1
たまには角型の時計も良いね、と、またまた国産ジャンクを持ち出しました。

セイコーロードマチック、日付つきです。
振れば動きますので、壊れ物では無さそうです。

角型ボックスプラ風防が割れてなくて良かったです。角型は丸に比べて、代わりを探すのが実に困難なのであります。
裏です。

キャリバー5605、ステンレス側の1969年製と見ました。
そしてこのロードマチックシリーズは独特の防水側になってまして、一般的な裏蓋式ではなく、またワンピースとも少し違う特殊構造で、風防側から機械を取り出す上開け式なのですがベゼルはなく、当然裏蓋コジ開け口もありません。どうなってんのやら?と、ここで気になる謎の穴。

たぶんここを押すんだろうなあ?…と、押してみたらカパっと上胴が浮きました。
二か所押して、浮かせてみたら…

蓋ごと中身が取れました。

ほら、上胴がかぶせになっていて、裏蓋みたいな顔をしたのが本当の側だったのです。これはなかなか判りません。
開けてみたら、機械の入っている側の方には、弓形のバネが溶接されていて、二か所の突起が上胴の凹みにパチンと喰いつく構造になっています。

こちらは、側に納まったままの中身。

巻真を抜かないと、中身が出せません。
りゅうず下の隙間を狙って…

ピンを当てて、りゅうずを引いたら、巻真が抜けて中身がコロンと取り出せます。

こちらは取り出した中身、文字板側です。

実に真面目そうなイメージの仕上げ、タテペーパーに銀メッキを施し、ツヤのあるクリアーでコーティング。真っ黒の棒インデックスがキリリと引き締まった、色白で眉毛の美しい男前といった感じです。
針と文字板を外しました。

カレンダーは、りゅうず一段引きで早送りができます。
こちらは機械側。

SEIKO5605A、25石の機械となります。
次回、バラしてみましょう。
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- 2020/09/30(水) 10:36:14|
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