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柊 萬控へ<ひいらぎ よろずひかえ>

料理、時計、怪獣、家庭菜園など趣味のあれこれを書き控えてまいります。

時計道楽 298

フランケンシュタインの囁き
シュミットの逆襲 2

 ところどころ部品の欠けたシュミットの機械だ。

6-部品の欠けたオープンシュミット

 頭蓋から脳みそを取り出すように、側から中の機械を取り出す。

8-中身を取り出す

 48ミリほどの大型機械はズシリと重いが、完全に死んでいる。

 目につくネジというネジを外し、シャーレの中にコトリ、コトリと落としてゆく。部品をすべて外したら、裏返して巻真まわりも解体。

9-文字板側部品

 古いダボ押し構造は、部品が丈夫で安心だ。

 中央の筒車まで抜いたら、素っ裸の地板が露わになる。

10-裸の地板

 おっと、文字板のアシ止めネジが残っておった、こいつも取らねば。

 解体は終わった。さて、どこから手をつけようか?

 まずは受けだ、5枚の受けが荒れている。一度地板に組みつけて状況を見る。石止めリングがあるものないもの、あってもネジ代わりに接着されていたりとまちまちでひどい。

11-接着された石受け

 こういうものを全て取り除き、生地を整えたいのだが、難儀したのは接着剤だ。局部的にバーナーを当て、炙って剥がす荒療治。さらに困難なのは頭が取れたネジの除去だった。ドリルを二本折った。

12-炙って石受けを外した

 上面に障害物がなくなったら、240番の耐水ペーパーを直径20mm円形に切り出し、回転ツールの先端に付けたら、上面を撫でて均す。

13-回転ペーパーで上面を均す

 5mmピッチでスライドさせたら、うまくできた。仕上げにクリスタルコートで丹念に拭き上げて生地終了。再び受けを取り外しておこう。

14-地板もクリスタルで掃除

 地板も掃除をしたら中々きれいなものだ。100年前の技術者に敬意を表そう。

 動力ゼンマイの入った香箱。時計の動きはここから始まる。

15-香箱

 先の回転ツールで上面を均し、地板に置いてみる。

16-上面をさらって組み込み

 なかなか美しいものだ。

 こうなれば、各車の錆も落とそう。ピンバイスに咬ませて、指で回しながら細かいペーパーを当てる。

17-車の錆を落とす

 黒ずみが落ちて、銅の輝きが蘇るも、まあ時間の問題であろう。気休めにペン型の錆止め剤を塗っておく。

 二番と筒車を咬み合わせて、香箱を組み込む。

18-香箱をセット

 裏返して巻真をロックする。

19-巻き真を固定

 表に戻そう。

 これはトキの嘴。

20-トキのくちばし

 動力ゼンマイのストッパーにテンションをかけるバネだ。

 所定の位置に組み付ける。

21-コハゼを組んだ

 巻き上げ部分まではうまく行ったようだ。

 今回は、この辺にしておこう。
















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テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2021/02/03(水) 10:36:22|
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時計やゼンマイ玩具など、動くものが好きです。野菜を育ててお料理、映画なら特撮、好きなことを好きなだけ、やりたい放題の道楽おやじです。

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