シチズン
デラックス21石 1
好みというものは逃げ道の無い性質でありまして、同じような時計ばかり集めてしまいます。

シチズンデラックス、実にブログに書くのは三個目です。19石、23石ときまして、今回は21石のもの。かといってわざわざ石数を変えて購入しているわけではありません。たまたまそうなっただけです。
今回は古いもののバンド付き完成体。バンドを外してみましょう。
ガサガサガサ… これが困難。錆びたばね棒。

湿った皮に包まれて何年も経ったんでしょうね、沈没船から引き揚げたみたいになってます。
バンドは牛革、シルエットの絞りが直線的なところを見ると、かなり古いものと思われます。

昭和50年代になりますと、一番奥の穴までが平行になりますから、このように剣先に向かって細くなっているタイプは、それ以前のものではないかと推察します。
美錠はアルミ製の既製品、純正ものではありません。

アルミの丸線を曲げて潰したシンプルなもので、グレードとしては安い部類になりますが、機能性としては悪くありません。
このバンド、当時をしのぶ資料として手入れして再利用したいところですが、遊びカンも切れてますんであきらめましょう。
こちらは時計のヘッドです。

細い縁,、ゆったりとした曲線を描くシルエット。
横から見ても薄造りで、流れるラインがエレガントです。

時計としてはりゅうずの調子が悪いですね、後ほどばバラします。
裏蓋も球面の磨き仕上げです。

こう滑らかに丸められますと、見ただけで手首への当たりが優しそうに感じられます。
側の一部もだいぶ錆びついています。

こんな風に汚れの激しいほうが、いじり甲斐があるというもので、こちらとしては嬉しくなってきます。
蓋を開けました。

機械にまでは錆は及んでないようです。
次回解体作業です。
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- 2021/02/17(水) 10:31:53|
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