震災10年 あの地震からもう10年です。被災して亡くなられた方々に手を合わせるよりも、私は生きている人たちを讃えたい。殊に当時子どもだった人たちにね。近ごろテレビでよく見ますが、立派になられて感動です。ま、尤もテレビは立派になった子たちを取り上げているのだとは思うけど、まあいいでしょう。心の準備なんてまったくできていない、ある日突然ですよ、親や兄弟がいなくなっちゃうんだから、寂しかったろうな、悲しかったろうな、つらかったろうなあ、そんな思いを無条件に浴びせられたって、生きているんだから生きてゆかなきゃしようがない。よく頑張ったなあ、偉かったなあって思います。如何なる経験も生きるための肥やし、幸せになってほしいものです。
それから当時、絆という言葉が流行って、何かにつけて力を合わせる風潮でしたね。それはいいと思う。今はどうだい?新型肺炎に翻弄されておかしくなったのか?何かと足の引っ張り合いが目につく。いつからこうなったんだよ日本人。ネガティブ発想、揚げ足取り、重箱突きの追求、テレビを見ても嫌になるね。こんなことをしていると、今にもっと恐ろしい災害が降りかかって泣きっ面を見ることになるぞよ。
…ってね、こう振り返って、たるんだ自分の姿勢を正す。巨大な自然災害の記憶、記念日というものは、苦しみに耐えた時のことを思い出せ、というメッセージなんじゃないかな。
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- 2021/03/11(木) 10:56:27|
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