アリイのリモコンモンスターシリーズ③超音波怪獣ギャオス 6
ニットー(日東科学教材)のゼンマイシリーズから、アリイ(有井製作所)に移って電動設計された歩行怪獣シリーズのギャオスができました。もちろんモチーフは昭和ギャオスです。

蝙蝠みたいな性質を宿した、血に飢えた人食い怪獣です。

生物でありながら、直線を多用したデザインが素晴らしい。直線にはスピード感があるのと同時に、シャープなイメージがありますから、鋭利な武器、超音波メスの威力が映像的に引き立ちます。

矢印みたいな頭の形は、もう見事というほかありません。高速で飛行する感じが一目でわかります。三角の冷たい目をはじめ、ギャオスには三角形がたくさん組み込まれています。映画ではお腹の模様も逆三角になっていて、デザインに一貫性があります。
マントのような背中は、吸血鬼を思い起こさせて恐怖をあおります。

…と申しますか、吸血鬼のマントが蝙蝠のイメージなんでしょうけれども。
このモデルは、ニットーのゼンマイ版同様に、爪のある前肢のところから、翼を後ろに折ることができます。

子どもの頃はよくここが壊れたものですが、今回はメガネフレームのネジを使って組み立ててありますので、壊れにくくなっております。
シャープな顔立ち。

カッコイイ悪役の面魂ですね。
そして今回の見どころは、三色の発光仕様です。

映画では、頭が光るのはギャオスが弱っている時の信号なんですが、おもちゃにおいては、その辺関係なく、光っているほうが楽しいですよね。そして正面から見ると口も光ります。そりゃそうだ、空いているから一番明るいはずですね。
逃げろ!ギャオスが来た!

人間の味を覚えたギャオスに見つかったら、生でボリボリ食われるぞ。尖った口、ギザギザの歯が痛そうだ。
ガメラと対峙する観点においても、ガメラの丸っこさに対して三角を多用した直線的なデザインであることが対比として生きてくる。素晴らしいですね。ほら…

絵になるでしょう?これでまた机の上での怪獣ライブが楽しめます。
以上、ギャオスの製作記録でした。
これでアリイのリモコンシリーズ、ガメラの仲間が三匹揃いました。

レッツゴー三匹!どれも特徴的なデザインでキャラ設定もしっかり固まっていて個性豊か。ニッポン怪獣ここにありです。
次はどうしようかな?勢いでガッパ行っちゃいますか。オスメス揃いで。
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テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2021/05/07(金) 10:16:36|
- 玩具・造型
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| コメント:2
ギャオス製作、楽しく拝見しておりました。
今回も大変素晴らしく仕上げて頂きました。
ありがとうございました。
ここまで来ますと、ガッパを期待してしまうのは、私だけでしょうか?独り言ですので、どうかお許し下さい。これからの製作も楽しみにしております。よろしくお願い致します。
- 2021/05/07(金) 21:28:33 |
- URL |
- いーちゃん #-
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いーちゃん様
いつもご覧いただきまして有り難うございます。
ここまできたらガッパまで一気に組み立てて、シリーズ全種揃い踏みを見たいですね。
次回からガッパです。
- 2021/05/08(土) 07:38:11 |
- URL |
- 柊horii #-
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