フレンチクロック 3
古い置時計の機械です。

解体ショーの始まりです。
機械を上から見たところ。

お化け屋敷みたいなじめじめした雰囲気がいいですね、中を覗いてみよう。

おー!こりゃあ掃除のし甲斐があるてなもんだ。自分の部屋は掃除してないけど。うるせー。
まずはゼンマイを解放。ここが解放ストッパー。

このヘアピンみたいなバネに押されている音符みたいな部品がストッパー。バネを緩めて噛んでいる嘴を、歯車から抜きますと、ビョン!とゼンマイが解放します。
つづいて、針を抜いて文字板を外します。

文字板は、四隅のアシが地板に刺さって、クサビで止められていました。
つづきまして、天面にあるテンプブロックを外します。

まっ黒。
テンプブロックを取り除いたところから、中を見下ろすと…

錆びてる。まいったねこりゃ。
受け板を止めている楔〈くさび〉を抜く。

なぜかここはネジじゃないんですよね。楔〈くさび〉なのよ。
楔〈くさび〉を抜いたら受け板を開ける。

これが時計輪列です。
さあて、バラして掃除だ。ピカールで汚れを落とし、CRC556を布に染ませて拭き掃除。

鉄さびは細かい目のスポンジヤスリで回しながら落とす。歯の中は歯ブラシです。だって歯ブラシだもん。

地板も真っ黒よ。

ピカールでこすって…

雑巾できれいに拭いたら、筒車から組んで行きます。

こうなると気持ちいいですね。

受け板を嵌めて、連結を確認。

ジャージャーと連動しまして、輪列の方はオッケーですね。
もう指も雑巾も真っ黒、やり甲斐ありますね。
ゼンマイを巻き上げる角孔車とストッパー、その他背面部品を組み込んで、本体完成としましょう。

文字板と針をつけまして、あとはテンプを待つのみです。

焼き物文字板が少し割れてますけど、まあいいでしょう。100年は経っていると思いますので。
さあ、ここまではまだよろしいのです。部品が荒っぽいので。このあとテンプブロックの掃除です、ここをダメにしたら全部パーですから慎重に行きましょう。
次回ね。
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- 2021/05/26(水) 10:17:43|
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