ぶどうパン 今の若い方は、ごく普通に「レーズン」って言いますが、私ら昭和中期の子どもたちは「干しブドウ」だよね。
そして、干しブドウが練り込まれた食パンが「ぶどうパン」。ごくまれに学校の給食に出てきましたが、あんまり嬉しくなかったねえ。みみのところに干からびた焦げたぶどうが苦いし、おまけに昔のパンはパサパサでしたでしょう?そしておかずが煮物やら何やらで、とてもぶどうパンに合わせたようなものではなかった。そもそも昭和中期の給食は、栄養に重きが置かれていて、食文化的な取り合わせは無かったように思います。もちろん感謝はしてますよ、毎日僕ら子供の成長を考え、助けて下さったんですから。でも、煮物でも酢豚でも、鯨のケチャップでも、主食はパンでしたよねえ。思えば、あれはあれで、ひとつの食文化だったように思います。
そんな昔をふと思い出したら、無性にぶどうパンを食べたくなりました。

ぶどうパンなんて、何年ぶりだろうか?トーストしてマーガリンを塗るなんて、やったこともありませんでしたが、ちぎって食べてみると…

おいしいじゃないの。パンもしっとりで上々、みみのぶどうも苦くない。こういう時はインスタントコーシーだね、砂糖をたっぷり入れたやつ。いつまでも舌に残る昭和の味だよ。
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テーマ:おいしいもの - ジャンル:趣味・実用
- 2021/05/15(土) 10:37:54|
- 料理・食
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