CITIZEN JET AUTODATER 2
昭和40年製シチズンのキャリバー1120の機械です。

上の写真は、回転錘“ジェットロータ”を外したところで、自動巻きブロックはついたままです。
自動巻きブロック押さえを開けてみよう。

巻き上げの構造です。

詳しくは前回述べましたが、錘が左右どちらに回っても、上の写真が示す伝え車は反時計回りにしか回らないので、両回転巻き上げ方式という事が判ります。
これら巻き上げ部品を取り去りますと、基礎的な手巻きの状態になります。

ここからはセオリー通り、まずはテンプを外します。

テンプ下にキャリバー番号があります。あれ?これは1121ですね。だとすると1120のどこかを改良したものと思われます。1120の発売が1962年(昭和37年)で、このモデルが1965年なので、3年後の製品という事で、改良モデルであっても全然おかしくありません。

輪列受けを開けます。

こちらが時計輪列。
そしてゼンマイを巻きあげる角孔車を外します。

全部外すと地板が晒されます。

このあと、部品を洗いまして、組み直し。

大きなテンプが動きます。
そして自動巻きブロックを設置。

連動も確かめました。
次回は、外装の掃除と組み込みです。側のダメージがひどいんですわ、これ。
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- 2021/06/23(水) 10:32:59|
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