クラウン
ロケットカー対ガメス 1
いきなり出ました、あまり目に触れることのない怪獣の絵。

映画にもテレビにも登場しない、昭和40年代に生まれたメーカーオリジナル怪獣です。
箱の色使いも昭和の匂いがプンプンしますね。

緑にオレンジ、ちょっと崩れた手書きのレタリング、おもちゃ屋さんというよりも文具店、縁日の夜店が瞼に浮かびます。

ゼンマイモンスター!大怪獣の逆襲!といったド派手なキャッチも地味目に訴えかける面白み。これは激レアです。
でもご安心ください、新品ではございません。誰かが遊んだジャンクです。


こういうものこそ、私のご馳走です。たっぷり楽しんでまいりたいと思いますが、ここで、完成品が気になるところです。一体如何なる怪獣なのかと?私は過去に一体のみお目にかかったことがあります。ネット検索してもこの作例しかヒットしません。幸いにしていつもお世話になっている方のお作なので、ご本人の承諾を得まして写真を提供していただきました。
ロケットカー対ガメス、ご覧いただきましょう。

この見事な完成品こそ、いつもお世話になっている怪獣大博士、『
努blog』主催の通名“努さん”の手によるものです。このモデルについての詳しいことは、こちら
http://tutomumasuyama.livedoor.blog/archives/1827449.htmlに書かれていますので、興味のある方はご参考になさっていただければと思います。
箱絵を参考にした迫力の手塗り彩色が見事です。

ガメラでもゴメスでもありません、ガメスです。甲羅の感じと名前からしてモチーフはカメの怪獣と思われます。

どこかジャイガーを思わせる大きな襟飾り。
そして大きな口からロケットカーを発射!

ではありません。ロケットカーを追いかけて食いつく仕掛けです。ちなみにこのロケットカーの運転席は努さんの手書きによるものです。努さんは数々の怪獣玩具の箱絵なども手掛ける画家でもありますから、こういう細工はお手の物です。それに手描きゆえ世界で一点限りの貴重品です。絵の味もロケットカーの雰囲気に合っていて最高です。

この荒々しい造形に、厚塗りの彩色がはまって木彫作品のような趣があります。
大きさは、ニットーのゼンマイガメラに対してこの比率ですから、中々の大型怪獣です。

奥の方に努さんのソフビ彩色作品の数々が見えて楽しい情景です。
それでは次回より、ガメスの修復作業に取り掛かります。果たしてちゃんと出来ますかどうか?出来たら素組状態で走らせてみたいです。
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テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2022/04/15(金) 10:40:06|
- 玩具・造型
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| コメント:2
いつも楽しく拝読してます。
これはロケットカーにコードが付いていて、引っ張るとガメスに内蔵されたゼンマイが巻かれる、という仕掛けですか。子供の頃にお風呂用のおもちゃでこういうのがございました。
- 2022/04/18(月) 18:11:01 |
- URL |
- キムラ #-
- [ 編集 ]
いつもお世話になっております。
そうですそうです、金魚(鯉?)のやつですよね。
大きい魚が小さい魚を食べるやつがありましたが、材質はなんだったのでしょうね?
今でも蔵前あたりに行けば売ってるかもしれません。
- 2022/04/19(火) 08:43:20 |
- URL |
- 柊horii #-
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