SEIKO ニューファイブDX 2
昭和の国産時計、セイコーニューファイブの機械5139Aです。

5.5振動/秒の大きなテンプを外します。

つづいてアンクル。押さえ板は二本ネジの頑丈設計。

写真右の方の自動巻き機構を開けましょう。

錘のが左右どちらに回っても、下のクラッチに伝わって右の巻き上げ伝え車を片方向に回してゼンマイを巻き上げる両回転自動巻き構造。

大きい車を小さく集約して軽い力でも巻き上げられる効率を考えた設計です。本機には手巻き機能はなく、完全自動巻きゆえに、時計を軽く揺らしただけで巻き上がるようにできています。
輪列受けを開けます。

三番が二層になっていて、上段が四番から定速を受けて秒針に伝わる間接中三針です。
歯車を取り除きます。

左の方についているブーメランのような部品は秒針停止装置です。リュウズを引き出すと四番を押さえて秒針を止めます。(上の写真はばねの掛り位置がちがいます)
部品を洗って組みなおし、まずは輪列の連結確認。

時計部分と自動巻き部分の両方を確認して、脱進機を取り付けです。

機械が出来上がりました。あとは側付け後に錘をつけるだけ。
次回は外装の掃除と組み立て完成です。
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- 2022/04/27(水) 10:43:55|
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