地面をつくる 地面を作ると申しましても大規模工事ではありません。
ちょっと大きめの段ボールが手に入りましたので、ちょっとお遊びを。

ここに壁材のようなものを塗って、ゼンマイ怪獣を歩かせる地面を作ろうという計画です。
塗る材料は、身近なもので手作りです。和紙の貼り込み職人をしていた伯父から教えてもらった糊の作り方からやってみます。
まず小麦粉を水に溶かします。

参考分量比は水400mlに粉をカレースプーンで4杯入れました。多少前後してよいでしょう。
この溶液を焦げ付かないフライパンでゆっくり加熱、粉が沈殿しないよう、常にかき混ぜながら煮溶かします。

わらび餅を作る要領で煮ながら練っておりますと、やがて滑らかな水性糊になります。
それをボウルにあけまして、土風の材料となります砥の粉やサンダーくずを投入。

ここは米糠とか砂とかでもいいでしょう、目的に応じていろいろ試してみたいものですが、今回はとのことサンダーくず。
これをよく混ぜますと、水性の泥パテのようなものができます。

これを基盤である段ボールに塗ります。

ここで刷毛を使いますと、刷毛が一本ダメになりそうなので、横着して混ぜた樹脂ヘラでそのまま塗りました。
円を描くように前面に塗って…

よく乾かしますと、表面の固い地面の素ができました。

ザラザラとわずかな凹凸がある方がいいですね。
で、ここに水性アクリルのグレーホワイトを擦るように塗ります。

さらに、こげ茶色で扇状に広がる線を数本引きます。

こんな風になります。

これを乾かして出来上がりです。
しかし、この斜めの線にはどんな効果があるのでしょう?それは、60センチ四方の限られた面積ですけど、なんとなく遠近感が誇張されるんですね。

これでよろしいんです。カンタンでございます。火を使う自家製糊は大人に作ってもらうとして、お子さんたちもこのような地面を作っておくと、怪獣のソフビで遊ぶのも楽しくなるのではないでしょか。さあ、連休は工作をしよう。
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テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2022/04/30(土) 10:30:43|
- 玩具・造型
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