天羽の梅〈てんばのうめ〉 これを探してました。酒屋さんでもデパートでも売ってませんでした。ところがインターネットでは売ってるんですね。私は怖いのでネットで買い物できないんですが、女房は平気で買い物しています。なので今回ねだってみたら注文してくれて届きました。
じゃん!

おお!天羽の梅じゃ。この魔法の液体が欲しかったのです。
レッテルを控えておこう。

いい雰囲気のデザインだなあ。希釈用無果汁、うめの「う」の字も入ってません。これでおおよそお察しがつきましょうが、昔、物資が乏しかった時分の酸味料、香料、着色料の混合溶液なのです。
ここに用意しましたのはアルコール成分25度の甲類焼酎です。

そこに天羽の梅を注ぎますと…

たちまち琥珀色に変化してほんのりと香りがつくのです。
物資の乏しかった昔、傷んだような動物の内蔵の焼き肉を食べながら、男たちは、ここに洋酒の幻を見、そして精一杯の贅沢を楽しんだわけです。
そんな情景を思い描きながら、傷みそうなマグロの醤油漬けをつまみに私も一杯やりました。

この琥珀色の液体を見つめていると、金はなくとも夢がある、力いっぱい日本を建て直そうと頑張った男たちの陽気な笑い声が聞こえる…
…ような気がする…
…でもないかな?
スポンサーサイト
テーマ:料理 - ジャンル:趣味・実用
- 2014/01/16(木) 21:11:15|
- 料理・食
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0