ニンニクと世界 今日<6月15日>掃除したニンニクをならべてみました。

白と黒のコントラストがきれい?それもいいでしょう。モノトーンの中の淡い緑が清々しい?それもまたいいでしょう。しかし私はここにお釈迦様曰く“蓮の池”を見たのであります。
「人の世は蓮の池の如し」
要は、蓮の池には活き活きと花を咲かせているものあれば、枯れ始めているものもあり、水面からでられない蕾もある、そのまま陽の目を見ないものもあるだろう、これが人の世というものだ、という行〈くだり〉であります。
ふたたび写真をご覧ください。大きさも様々、形も様々、二つと同じものはありません。確かにいえるのは、それぞれが別々に生きているという事。他人のことはわかりません、自分からは逃げられません。そんな彼らが愛おしい。
ありがとう…
よろしく…
ここから任意に三個つまんだ。それも運命。
アツアツに熱せられた焼き網の上でころがされ…

熱かろう…獲れたてのそれは水分量が多いので苦しみの汗を流す。

全体がこんがり焼けたころ、皿に盛り付けられ、人間なる生き物に食べられる。

ニンニクの丸焼きでございまーす。
アチチアチチと皮をむしってお芋のようにホックホクとなった実をつるんと取り出して食べれば、力が湧いてくるような旨さ。
彼らは死して私の力になった。
だから「いただきます」と言うのです。
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- 2014/06/15(日) 18:47:55|
- 料理・食
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