今日のダダ 14(最終回)
長い長い作業の果て、顔を塗り終えまして、柊流三面怪人ダダの完成であります。

今回は汚し、影付けなどは行わず、ハイコントラストで塗りまして未知生命という抽象体である成田デザインをじっくり味うことにしました。
お顔拝見、ますAダダから。

ポイントカラーはピンク。目は六角形。美白の顔に開けられた無数の点々は、テレックス(懐かしいねえ)の電算穴を想起させ、遠い星との通信役をイメージさせてくれます。横長の真っ赤な唇は人間に似ていて=即ち“知的生命体”と連想付けるのでしょうか。
お顔拝見Bダダさん。

ポイントカラーはブルー、目はアールの付いた三角。アフリカのお面を思わせる荒削りな土着感と幾何学を融合させたようなデザイン。方々に三角のモチーフを散りばめた構成が見事です。
お顔拝見Cダダ。

ポイントカラーはイエロー。目は小さい丸。全体を六角形のモチーフで構成していながら鼻だけは馬かバッファローみたいなデザインにしていて生物感を湛えております。人の顔と建築物を融合したような困難な課題を完成させ昇華したデザインには感動さえ覚えます。子どものころは嫌いだったですけどね。
さぁーて遊びましょうか。
右向けー右!

くどいようだが素晴らしいデザイン!
シマウマが草原で並ぶと、縞々が交じり合ってライオンはどれを襲って良いか分からなくなって困るんだとかなんだとか。
後ろ姿をみせてください。

こうなったら誰が誰やらさっぱり分かりませんね。
縦に並ぶと?

トーテムポールみたいでおもしろい。
モノトーンで全体を統一しつつ、三種類の色、形、モチーフで識別された三面怪人の創造は、生き物としての違和感もなく、モダンデザインとして見ても完成していて恐ろしい。美術の教科書に載せてもらいたい作品だと思います。
それではダダの恐ろしい思い出をスチール風に控えてみました。

室内に出てくる人間くらいの怪獣(怪人)は怖い!

ダダには研究所みたいなところが良く似合う。

デッカくなると、これまた怖い!
そして最後に…

ダダをこねる。
これ一遍やってみたかったのね。
(ながく語ったわりには、しょーもねぇ終わり方だ)
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テーマ:ホビー・おもちゃ - ジャンル:趣味・実用
- 2014/07/22(火) 19:26:00|
- 玩具・造型
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