ROSIERES レディース
毎度おなじみジャンク時計です。今回は女持ち、おしゃれなデザインを堪能しましょう。

古い手巻きの外国製とみられます。径11ミリのクッション見切り、ケース外径18ミリの小粒です。金色ケースで一本足、別体リングがベルトを連結しています。
裏面を拝見。

ステンレスバックには「GF 18K 20MIC」と刻印されてます。18金メッキ20ミクロンってことでしょう。だとすると贅沢な厚メッキですね、通常3~6ミクロンといわれてますから。
ベルトは相当くたびれております。

前の持ち主が縫ったのでしょう、苦労の跡が涙ぐましい。それだけ大事にされていたのですね。
…と申しますか、この取り付けタイプでは市販バンドと交換できませんよね。
というわけで私は輪っかごとベルトを外しました。

あら可愛い。かるく拭いただけで少し若返りました。
ケースを開けてみましょうか。

おー!ムーブギリギリの板曲げカップケース。レディースウォッチでは1970年代くらいまでよく見られましたね。
文字板を鑑賞。

白の塗装地に金の浮き字、数字と涙のとびとび配置が如何にもクラシックでいい雰囲気です。
ブランドは「ROSIERES」私は聞いたことありません。埼玉の安売り店にロヂャースってのはありますが。(関係ねえ)
「17JEWELS」これはよろしいですね、17石。
「ANTIMAGNETIC」とあります。ということは耐磁性ケースということですか。なるほど、それで先ほど見たケースの内面が赤く錆びていたのか。材料が鉄系の軟磁性金属だったのですね。じゃあ具体的に何よ?わかりません。
ムーブメントを出しました。


状態はよろしいようで。文字板側に「FHF」と「60」の刻印がみられます。これはエボーシュメーカー「フォンテンメロン」〈Fabrique d'Horlogerie de Fontainemelon〉の印ですね。キャリバー“FHF60”18000振動/時、パワーリザーブ46時間。性能はいつものようにこちらを参考にしています。→
http://www.ranfft.de/cgi-bin/bidfun-db.cgi?10&ranfft&&2uswk&FHF_60 青いヒゲゼンマイがきれいですね。

それではたっぷり中身を楽しみましたので、組み立ててバンドをつけましょう。

一本足に紐革ベルトを通しました。飾り石つきの通し金具を用いましたけど、こっちのほうがお似合いでしょう?
可愛いのができました。

本日の控え
ROSIERES cal.FHF60(SWISS) 1950年代 でした。
レディースアンティークもいいものですね、デザインバリエーションもいろいろあると思うので楽しめそうです。
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- 2014/07/23(水) 20:29:35|
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