BANDAI
Long horn beetle 6
じっくり楽しんで製作してまいりましたバンダイのゼンマイ昆虫「カミキリムシ」ですが、いよいよ大詰め、眼の塗りをして完成です。
まず塗装前の眼。
ここにカシューの黒で眼をベタ塗りします。

お眼眼がはっきりしました。このままでも良いのですが、今回はおふざけで蒔絵の技法を持ち込んでみます。
カシューは漆のような塗料で乾きが遅いですから、ここに加飾を行います。
まず乾いた筆に銀粉をつけて

本当の「銀」ではありませんよ、たぶんアルミかなんか。銀は黒くなっちゃいますからね。
そしてトントンと人差し指で筆を叩いて粉を蒔きます。

カシュー部分にだけ粉がくっ付くわけです。蒔絵風に言えば塵地銀とでも申しましょうか。
乾燥の後、透〈すき〉カシューで上塗りをします。

さらにさらにブルーメタリックの粉を蒔きます。

乾燥したら仕上げにニスを塗っておしまいです。
蒔絵や漆器の世界でしたら、このあと磨きの工程があるのですが、今回はモノが小さいのでやりません。
触角をつけたら完成です。

ゴマダラカミキリ です。

この設計は動力付きながら、よく再現されていますね。パっと見では標本みたい。
腹側はこうです。

虫だ、虫。

触角を前に向けて、ハネも開きます。
前から見たところ。

それでは夏のお外で一枚。

桑の木でなくてすいません。

触角の向きは、こっちのほうが自然なのかな?
ところでゼンマイでちゃんと歩くの?
はい、面白いように歩きます。長いアシがバタバタ動いて気持ち悪いくらいです。だからこそ楽しい、ゼンマイ昆虫プラモデル。子供の頃はセメダインでベッタベタ、歩きもぎこちない代物になっちゃいましたけど、大人になって作ったらそれなりに楽しいおもちゃになりました。再会の喜びは心から嬉しい。この奇怪なおもちゃを宝物にしよう。
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テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2014/08/18(月) 08:34:32|
- 玩具・造型
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