EIKEISHA 掛け時計の修理 フリマでゲットした
EIKEISHAの掛け時計ですが…

振り子を掛ける脱進棒が外れて壊れてしまいました。
今回は、その修理とまいりましょう。
時計をケースから取り出し、文字板を外して状態を確認。

写真左中ほどの脱進軸のスリットに、中央変形カムの右下あたりに見られる黒いペラペラが挟まってないといけません。
ということで早速お直し。
と思ったら、お!

年代刻印があるじゃないの。1956年製か…私が生まれる前です。思ったより古いものなんですね。デザインがモダンなので1960年代後半かと思ってました。ま、いずれにせよ年代が特定できてよかったです。
では作業の続きです。
まず傷んだ古い針金を除去します。
きれいになったら、鋼の板を挿んで穴位置を合わせて、新しい針金を通します。

縛って、余分な針金を切り落として修理完了です。
文字板のアシ(干支アシ)に楔〈くさび〉を挿しまして

組み立て終了。

完成はしましたが、どうも以前からデザインに違和感を感じていたのがここ。

全体がダークでまとめられているのに、振り子の棒だけが茶色いんですね。
なのでこの際、カシューで木枠の色と合わせました。
できましたのがこちら。

グっと落着きましたでしょう。
実機として復活いたしました。

前面が一面ガラスの設計なので、文字板と振り子が浮かんで見えます。
58年の歳月を経ながらも、この美しさを保っているなんて、当時作った人たちは想像していたでしょうか?
EIKEISHA 壁掛け時計1956年 修理の巻でした。
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- 2014/10/29(水) 12:39:15|
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